ビール好きのまま痛風からの脱出

私のこのページを見に来られている方はビール好きと思いますが、その大のビール好きの私も数年前から痛風に悩まされ、それでも辞められないビールを飲むためにプリン体の多いレバーなどの内蔵系の肉、納豆などを食べないようにして、飲んできましたがそれでも忘れた頃に痛み出すことの繰り返しでした。ところがその悩みが一気に解消しました。私の回りの友人も痛風が出るのが怖くてビールを飲まなくなって焼酎などに切り替えた人が多くいます。

それは同居していて同じ食事をしていた兄がいきなり心筋梗塞で入院してしまい、何とか退院出来たものの、食事制限の生活になったことからのことです。糖尿病もあったことからその食事制限はそれまでの食事生活からは激変しました。
まず、医者から言われた制限は1日の塩分6g、油10g、糖分は極力控えるというものでした。油は魚の油となどもだめで油というは油すべて10g以下という非常に厳しいものでした。
食品を買うにも成分表の油脂分、食塩相当分(ナトリウムの表示の場合は2.54倍する)などを見るようになりました。
1日の食生活で、汁類は1回だけ(昼にラーメンは汁を飲まないで食べたら夜はみそ汁は無し)と言われそれまで揚げ物が大好きでスーパーで油のボトルが安いとすぐに買っていましたが現在は1年前に空けた油のボトルがまだ半分以上残ってます。醤油もそれまで買って開けずに保存していた物がそのまま何本も残ってます。食塩もほとんど使わなくなり全く減りません。
中華料理が得意だった私は油をほとんど使わずに作る方法も自分で考えました。好きな揚げ物も衣を付けてオーブンで焼いたりするようになりました。塩が少ない(全く使わない)と全体の味付けが薄い味になりますが、素材そのものの味が強調されるようになりました。外食をするとほとんどが濃い味に感じられるようになりましたし、濃すぎる味もあるように感じられました。

兄と一緒の食事を食べている私にもその変化はすぐにきました。痛風が全く出なくなったのです。世間で言う生活習慣病の予防で塩分控えめということを良く聞きますが、油も控えめにすればなお良いと思います。私の場合は病気になった兄がいたのでそのような食生活になりましたが、家族にそのようなことが無ければ実行は辛いと思います。それでも少しは気にしているだけでも変わると思います。
この話を聞いて少しでも痛風が出ないようになってくれれば良いと思います。

余談ですが、全く同じの塩味と醤油味のせんべいがあったとします。どちらが塩分が多いと思いますか?
それは醤油味の方が塩分が多いのです。さらにカップ麺のうどんやそばでも関西地区と関東で売っている物でそれぞれ地域の味になってますが色の薄い関西の味の方が塩分が多いのです。
それまではラーメン屋でスープを飲み干していましたし「スープを残す人の気が知れない」と思ってましたが、飲みたいですが残すようになりました。

ビールが飲みたいけど飲めないで我慢している方は、キリンのプリン体99%カットの「端麗W」、プリン体85%オフの「アサヒオフ」などがありますが、はっきり言って旨くないですよね。そこでそれ以外の発泡酒や新ジャンルを調べますと意外とプリン体が少ない物があります。以前は4社とも成分表はあったもののプリン体の表示はありませんでしたが最近になって4社ともWEBサイトで発表しています。サントリーでは缶の成分表の下にも表示しています。

大手ビール会社4社のプリン一覧 (各社独自の発表なので比較は目安としてください)

通常ビールは350ml缶で6〜14mg位プリン体が含まれますが、アサヒで言えば発泡酒で2〜4mg、新ジャンルで4〜6.5mgです。新ジャンルではいろいろな製法なので多い物から少ない物まであります。その中でキリンのプリン体99%カットの「端麗W」、プリン体85%オフの「アサヒオフ」はプリン体をカットさせる目的で作った物ですが、あえてそれを謳い文句にしていない新ジャンルがあります。一覧表でピンクのところです。サッポロでは「ドラフトワン」、サントリーでは「ジョッキ生」「絹の贅沢(季節限定)」などがあります。味は人それぞれなのでなんとも言えないですが、これらは値段も安めなので痛風を気にする方々はおすすめです。さらにはプリン体が多く含まれる食べ物を控えていれば痛風の痛さを逃れるでしょう。


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